リドレーニュース

リドレー&ユーロバイクレポート

2016/09/05 13:44 PM

初日はリドレー本社で開催されたディストルビューターズミーティングに参加してきました。

自らが熱心なサイクリストである社長のヨーキムが、早朝ライド後のジャージ姿で登場し、彼の挨拶からミーティングがスタート。

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2017モデル一番の注目株は、何といってもヘリウムSLX。(日本入荷カラーは→HSLX01Am(BLK)

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開発コンセプトは登りで攻撃力アップ!

以前のヘリウムSLの軽量は維持し、衝撃吸収性を抑え、ヒルクライムステージの勝負所でのアタックなど、一瞬のチャンスを逃すことなく反応する高い剛性を実現しました。
優しい乗り心地はフェニックスSLに任せ、プロのペダリングパワーをダイレクトに推進力へと変換するフレームに生まれ変わった、ヘリウムSLX(スーパーライトエクストラ)が登場したのです。

一方、ヘリウムXはSLXとは異なるカーボントン数を使用することで、私達にも扱いやすい乗り味も持ち合わせている、ベストなバランスを実現しているそうです。速く乗ってみたいのですが、試乗車は1月以降になりそうです。

ミーティング後は「リドレーを取り扱うディストルビューターは、みんな自転車好き!」

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と言う事で、50km程のバイクライドも、しっかりとスケジュールに組み込まれていました。リドレーの本社周辺にはバイクライドに最適なロケーションが広がっています。

実はこのライドで、ユーロバイク発表前のノアSLディスク(リドレージャパンでは2017年ランナップとしては未入荷が決定)をテストできました。強力なストッピングパワーの安心感に加え、スルーアクスル化でホイールを含めた剛性の高さは、ちょっとした驚きの体験でした。

2日目はリドレーの隣にあるフランダースバイクバレーの施設を見学。

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リドレーをはじめとするベルギーの自転車関連企業とベルギー政府の出資で2016年4月にバイクバレーは誕生し、最新の風洞実験施設や計測施設を備えています。最先端テクノロジーにより、実験データが解析され製品開発にフィードバックされています。

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また、バイクバレーは、実験施設の運用に留まらず、バイクパーク設立やサイクリングハイウェイ計画、自転車を通じた健康医療への活用など、ベルギーが国家政策として、革新的な自転車文化を世界に打ち出す拠点としても活動しています。

そしてロットソーダルサービスコース見学!世界に名だたるワールドツアーチームだけあって、その規模もワールドクラスです。27名の所属選手に加え監督、メカニック、ドクター、コック等、チームを支えるスタッフは40名を超えます。また、チーム車両(チームバス3台。チームカー14台。機材トラック2台。バン5台。クッキング専用車両1台)や選手毎に供給される4-5台バイク、140セットを超えるホイール、消耗品は例えば、年間400-500本のチェーンや30000本のボトル等、膨大な量の用品、機材管理やメンテナンスが行われています。

訪問時には、フランスで開催された、ウエストフランス・プルエーに使用されたバイクをメカニックが手際よく洗浄していました。

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その後、リドレーに帰り、本日のライド支度をしていると、ロットソーダルの若手スプリンター、クリス・ブックマンが登場!

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少し話ができたのですが、彼はリドレー本社から40km程の場所に住んでいて、この日は150kmアベレージで35km/hのイージーな朝練の後に合流してくれたとの事。ベルギー特有の強風のなか、笑顔で先導してもらうという貴重な体験ができました。

 

ベルギーでのミーティングを終え、翌日はドイツに移動。そして、ついにユーロバイクショーです。リドレーブースでは、2017各機種が一堂に展示。

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その中には、この会場で詳細発表されるロードディスクモデル。リドレージャパンではディスブレーキ仕様は2017年は入荷させる予定がなかったのですが、コンセプトを聞いてフェニックスSLディスクに注目しました。

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オールラウンダーのフェニックスSLのさらなるエンデュランス性能アップを求め、ディスクブレーキ化とリアバックのフレーム形状が変更されました。
下側にオフセットしたシートステーに振動吸収性能(リアトライアングルが小さくなり固くなるイメージですが、スルーアクスル化の恩恵でブリッジを排除できトップチューブと連結していないリアバック形状にすることで)アップさせています。また、30mmタイヤに対応するワイドクリアランスなど、全天候型オールラウンダーとして着実に進化しています。

このモデルはリドレージャパンへは未入荷予定でしたが、再検討する価値はありそうです!

そしてトライアスロン&TTのニューモデル ディーン
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ファストテクノロジーと特化したエアロデザインにより、プロが愛用するディーンFASTの80%の性能を60%の価格で実現がコンセプト!

規格品のステム&ブレーキへ対応させ、ポジションのセッティング幅を広く持たせています。つまり人がバイクに合わせるのではなく、バイクを人に合わせる、ライダーフレンドリーなバイクなのです。

その後スイスが対岸となるボーデン湖の畔のレストランで行われたディナーミーティングで、グライペルが登場!

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今期印象に残ったレースとして彼が語ったのは、ツールドフランスの最終ステージ。今年のツールでは、ようやく最後のチャンスでにつかんだ二年越しのパリでの勝利は格別だったようですね。私もTVで見てましたが、喜び方が尋常で無かったのを思い出します。また愛用のバイク、ノアSLとフェニックスSLについても、思い入れを語ってくれました。

翌日は取扱ブランドミーティングです。アメリカブランド(SPEEDPLAY,SUPACAZ)はユーロだけに不参加だったのですが、まずはFFWDブースに訪問しました。

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ついにMTBカーボンホイールがラインナップされ、ホイール専業メーカーとして全ジャンルのホイール展開することになります。これまで培ってきたカーボンホイールのテクノロジーが生かされたMTBホイールの詳細は、後日ウェブサイトにて公開予定です。

そして、サイクルスポーツの中島さんが取材して頂けると聞き、再度リドレーブースへ。

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リドレー技術者を交え新商品を取材頂きました。
その後、各ブースを訪問しました。色々な新しいアイテムをご紹介できたらと考えています!

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最後にリドレーのミーティングで気になるポイントを追加で紹介します。

今まで推進してきた女性ジオメトリーを2017年は止め、カラー違いで女性モデルとしてリリースするとの事です。具体的には今年のリズSLはフェニックスSLと同じジオメトリーと言うことです。

LIZ SL_LSL01Am (1280x716)一般的に男性、女性の体型は全ての部分で大きく異なっていると思われがちですが、バイクのフィッティングで重要要素である身長に対しての手足の長さの割合については、大きな違いは無く、男女差での違いが大きいのは、肩幅、骨盤の幅の二つの要素です。それらはハンドル幅とサドルの変更により、ベストな乗り味とフィットするバイクを提供できると判断したのです。若干の違いをジオメトリーで変更するとリドレーのフレームコンセプトが違ってくる事の方が問題点だそうです。

ジオメトリー共通と言う、一般的には簡素化されているイメージですが、奥深い判断が、そこにはあるそうです!!

最後にリドレーフレームはワイヤーやボトル台座などのフレーム内部に更にカーボンを貼り付け補強しているそうです。初めて知りました。

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『リドレージャパン2017年バイクランナップ』

『ファストフォワードNEWウェブサイト』