リドレーニュース

第10ステージ

2015/07/31 11:08 AM

フランス革命記念日のツールは、山岳ステージ初日だ。3日間、ピレネー山脈で繰り広げられる有力選手達の戦いをひと目見ようと、今日も多くの観客が沿道に繰り出した。
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『ピレネーステージ初日、タルブの町から山岳地帯へ向かった』
スタート地点のタルブの町にロット・ソウダルがやってきた。一昨日のチームタイムトライアルで肩の痛みを訴えていた、アダム・ハンセンの様子が気になる。チームカーの上に、彼のHELIUM SLが載っているのが確認できる。
チームバスからアダムが降りてきた。ちょっと元気がなさそうだ。そして、質問してみた。
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「アダム。肩の調子はどう?」
『Good。いいよ。だいぶ良くなった』
「チームタイムトライアルのスタート前に、”家を離れて36週間=252日=6048時間”と書かれたステッカーを剥がしてたのを見たんだけど、あれはなぜ?」
アダムは目を丸くして、はにかみながら
『えっ?見てたの!? あのとき肩の痛みで、12回目は無理だと思ったんだよ。12回目が達成できたら、またステッカーを貼るよ』
「幸運を祈るよ」
『アリガトウ』アダムは日本語で返した。
アダムにとってのツールは、12回連続グランツール出場と完走がかかっている。その記録に挑むからこそ、日々のモチベーションが維持できる。そして鉄人と呼ばれる男をも弱気にさせてしまう、肩の強い痛み。ツールの過酷さは、体力だけでなく、気力にも及ぶ。
ハンセンのピレネー初日は、トップから22分22秒遅れながら、集団に位置してフィニッシュした。
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『ピレネーステージ初日。スプリンターのグライペル(75番)はFENIX SLをチョイスした』
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『ステムにはコースプロフィールが巻き付けられている』
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『スタート直前の慌ただしいときに、丁寧に子供達のサインに応じるアンドレ・グライペル』
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『HELIUM SLに跨がる、期待の若手ティム・ウェレンス』
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『9着でピレネー初日を終えたトニー・ガロパン。昨年の山岳ステージよりも上位でゴールしている』
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『ピレネーの乾燥した空気。そして、強い陽射し。空はどこまでも碧かった』
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『数キロ先は、スペイン。フランス語、スペイン語、バスク語の応援が飛び交った』
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『集団ゴールのグライペルを笑顔で出迎えるスタッフ。マイヨベール奪還』
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『再びマイヨベールを着たグライペル。2位に3ポイント差のシーソーゲームだ』
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『ツール・ド・フランス個人総合5連覇のミゲール・インドゥラインと握手するグライペル』