リドレーニュース

第16~21ステージ

2017/05/30 12:37 PM

ジロ・デ・イタリアはアルプスやドロミテの厳しい山岳ステージが連続する3週目へ。7月のツール・ド・フランスに備え途中リタイアしたアンドレ・グライペルを欠いたロット・ソウダルは、マキシム・モンフォールの総合成績と逃げによるステージ優勝に的を絞って戦い続けました。

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モンフォールは喘息の症状によって第14ステージに総合18位まで順位を下げてしまいましたが、第3休息日明けの第16ステージから徐々に挽回。中級山岳コースが設定された第17ステージでは大きな逃げグループに乗り、メイン集団から逃げってステージ12位に。メイン集団に7分30秒引き離すことに成功したモンフォールは総合12位までジャンプアップしました。

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「逃げに乗る作戦ではなかったものの、チャンスだと思ってアタックに飛びついたんだ。するとその逃げが決まり、メイン集団からタイムを奪うことに成功した。逃げグループの人数が多かったので統率が取れておらず、先頭ではアタックがかかり続けたものの、うまく立ち回って逃げ切った。ステージ優勝に絡めなかったのは残念だけど、今日の走りには満足している」と、大逃げで総合ジャンプアップに成功したモンフォールは語っています。

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残る山岳ステージを崩れることなく走りきり、最終個人タイムトライアルを37位で終えたモンフォールは最終的に総合13位完走。2014年の総合14位、2015年の総合11位、2016年の総合15位に続く成績を残したモンフォールは「状況によっては総合11位に手が届いたけど、総合トップ10は無理。総合トップ15以内という目標はクリアできたのでとても満足している。心身ともに疲れきっているけどミラノに向かうコースを楽しみながら走ることができたよ。ここまでのサポートに感謝しているし、次の目標に向かって歩んでいくのが楽しみだ」とコメント。モンフォールはしばらくの休息期間をおいて、ツールもしくはブエルタ・ア・エスパーニャに出場予定です。

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そして、アダム・ハンセンは前人未到の17連続グランツール完走を達成。落車で右手首を痛めながらも、屈することなく「鉄人ぶり」を発揮してミラノまで走りきりました。「グランツールの最終日を無事に走り終えてハッピーだ。ロット・ソウダルにとって今年のジロはアップダウンのある大会だった。昨年はステージ4勝を飾ったものの今年はステージ1勝。最高の結果とは言えないものの、アンドレ・グライペルがマリアローザを着たし、マキシム・モンフォールも最後まで総合上位を上げるべく戦い続けた」。いつものピースサインは痛みのためしばらく封印していましたが、最終日のフィニッシュライン通過後にハンセンは笑顔でピースしています。

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「(メンバー9名のうち)完走したロット・ソウダルのメンバーは5名。その数字はどれだけこのジロが厳しかったかを表していると思う。決して簡単なレースではなかったし、右手首に小さいヒビを負ってしまったので余計に厳しかった。始めたことを最後までやりきるのは大切なこと。ジロをスタートしたからには完走する以外に選択肢はなかった」と、ハンセンらしいコメントも。ハンセンはもちろん7月のツールに出場予定。グランツール連続出場&連続完走記録が途絶える雰囲気はありません。

第16~21ステージ写真集

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スイッチバックが続くステルヴィオ峠の下り

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1級山岳ポルドイ峠

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オーストリア国境に近いサンカンディドをスタートし、ドロミテの山岳地帯を進む