リドレーニュース

第1回

2014/05/09 17:10 PM

今年もジロ・デ・イタリアの季節がやってきた。とは言っても開幕地はイタリアではなく、遠く離れた北アイルランドのベルファストだ。開幕を翌日に控えた5月8日に行なわれたチームプレゼンテーションの模様をお伝えします。

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2014年の第97回ジロに挑むロット・ベリソルの布陣は、マキシム・モンフォール(ベルギー)、ラルスイティング・バク(デンマーク)、ケニー・デハース(ベルギー)、バルト・ドックス(ベルギー)、アダム・ハンセン(オーストラリア)、サンデル・アルミー(ベルギー)、トッシュ・ファンデルサンド(ベルギー)、ティム・ウェレンス(ベルギー)、デニス・ファネンデルト(ベルギー)という9名。

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グライペルを欠くロット・ベリソルの目標はマキシム・モンフォール(ベルギー)の総合成績。モンフォールは2011年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合6位に入り、昨年ツール・ド・フランスでは総合14位だった。ジロでステージ優勝経験のあるラルスイティング・バク(デンマーク)もメンバー入りしている。

 

そして注目したいのが「鉄人」の異名をもつアダム・ハンセン(オーストラリア)だ。

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ハンセンは2011年のブエルタ・ア・エスパーニャ以降これまで7連続グランツール出場。そして全て完走している。

2年連続でグランツール全完走を果たしており、このジロを完走すれば8連続グランツール完走というとんでもない記録となる。しかも今年もグランツール全出場を予定しているというから驚きだ。

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「別に8回目のグランツールということを意識しているわけじゃない。このジロではまたステージ優勝を狙いたい。そしてそれを実現出来るコンディションにある。むしろ去年よりもコンディションは良いんだ。良い逃げに乗って勝利を狙うよ。もちろんモンフォールをサポートすることも大事な任務。だから金曜日のチームタイムトライアルでは良い走りをしないといけない」と、開幕を前にハンセンは語っている。

 

先頭を切ってグライペルのリードアウトトレインを率いる時もあれば、山岳ステージで上位に入賞することもある。直前のツアー・オブ・ターキーではクライマーに混ざって総合9位に入っている。様々なコースに対応出来るオールラウンダーとして、ここまでタフな選手は他にいない。昨年のジロでは大雨の第7ステージで独走逃げ切り勝利を飾った。

 

屈強な選手であるのと同時に、コンピューターに強く、システムエンジニアとしての経歴ももちあわせる特殊な選手。オリジナルカスタムカーボンシューズを履くなど、いい意味で他の選手とは一線を画している。

 

ハンセン曰く「グランツールの中でジロ・デ・イタリアが最もエキサイティングで、ダイナミック」。そんなハンセンを中心に、ロット・ベリソルの活躍を3週間にわたってお伝えしていきます。

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Report & photo:Kei Tsuji