リドレーニュース

第2回

2014/05/09 17:20 PM

雨降りのアイルランドを抜け出して、晴れ予報のイタリアへ。

3週間の走行距離は3500kmだが、今年のジロ・デ・イタリアの移動距離は空路(2700km)を含めると7000kmを超えると言われる。移動をいかにストレスなくこなすかが勝利への道筋だ。

 

アイルランドでの3日間はいずれも雨に降られた。プロトンのあちこちで落車が発生し、イタリアの地を踏む前にリタイアする選手も続出。ロット・ベリソルの選手たちは幸い大きな被害を受けることなく、第3ステージ当日に33歳の誕生日を迎えたアダム・ハンセン(オーストラリア)を含めて全員ダブリンにたどり着いた。山岳の厳しさで知られるジロだが、天候によって早くもサバイバルレースの様相を呈している。

『第1ステージ』

14051302.jpg14051303.jpg『第2ステージ』14051320.jpg
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『第3ステージ

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強力なスプリンターを擁していないロット・ベリソルは、第2ステージと第3ステージで逃げに選手を送り込むことに成功。サンデル・アルミー(ベルギー)とバルト・ドックス(ベルギー)がそれぞれ長時間エスケープを続けたが、スプリンターチームの追撃を振り切れずに吸収されている。

 

第3ステージを終えた選手たちに待っていたのが、遠く離れたイタリアまでの移動だ。

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アイルランドとイタリアは(もちろん)海で隔てられており、陸路だとフェリー移動を含めるて2700km。現実的に陸路での移動は難しいため、メカニックたちは第3ステージ終了後に大急ぎでバイクを18台(各選手2台ずつ)パッキングし、休息日に空輸した。

 

選手たちは第3ステージの翌日に空路でイタリア・バーリへ。選手だけでも200名近くおり、そこにチームスタッフや大会関係者が加わる。もちろん大会側が用意したキャパシティは22チーム分(チャーター機を3機も用意!)。そんな大規模なロジスティクスをこなしてしまうところにグランツールの偉大さを感じずにはいられない。

 

チームバスを複数台所有しているロット・ベリソルは、1台をアイルランドに向かわせ、1台をイタリアで待機させた。ちなみにチームカーを合計9台所有しており、アイルランドではその内の3台が走り回っていた。もちろん並行して別のレースも行なわれるため、チームカーやチームバスのやりくりだけで相当な労力を費やす。そんな環境下でも、チームスタッフは文句を言うことなく淡々と仕事をこなしていた。

 

休息日を挟み、大会5日目にジロは本国イタリアで本格始動。引き続きロット・ベリソルの勝利への挑戦にスポットを当てたいと思います。

 

Report & photo:Kei Tsuji

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