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ジロ現地レポート

2018/05/08 14:56 PM

イスラエルで開幕した第101回ジロ・デ・イタリア。ロット・スーダル改めロット・フィックスオールとして出場しているベルギーチームは初日からマリアローザ獲得のために動きました。

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大会初日はエルサレムを舞台にした9.7km個人タイムトライアル。20連続グランツール出場中のアダム・ハンセン(オーストラリア)曰く「距離は短いものの、アップダウンの連続で、リズムが常に変わり、しかも市街地らしい複雑なコーナーがある」というコース。

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ちなみに20連続出場を記念したスペシャルバイクに乗るハンセンは、7月のツール・ド・フランスを欠場予定。偉大な記録は20でストップします。その理由は「自分の成績を狙うためにしっかりと休息し、フレッシュな状態で夏を過ごすため」。8月のブエルタ・ア・エスパーニャに再び出場し、ステージ優勝を狙うと意気込んでいます。

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試走の段階で落車する選手も現れるほどの難しいコースでヨーロッパTTチャンピオンジャージを着るヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー)が健闘します。

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前半を3位のタイムで折り返したカンペナールツは後半にかけて2位のタイムをマーク。最終的にカンペナールツはステージ優勝者のデュムランから2秒差のステージ3位に入りました。

マリアローザを獲得すべく、カンペナールツは翌日の第2ステージでアタックに出ます。中間スプリントポイントに設定された3秒、2秒、1秒というボーナスタイムを狙って逃げるためのアタックを仕掛けたものの決まらず。その後逃げグループが吸収されたため、カンペナールツは集団スプリントでボーナスタイムを狙いましたが、惜しくも獲得を逃しています。

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サジヴ砂漠を南下する第3ステージは再び集団スプリントに。追い風に乗ってラスト20kmの平均スピードが65.2km/hをマークする猛烈なペースでフィニッシュになだれ込み、イェンス・デブシェール(ベルギー)がステージ6位に。

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カンペナールツは追い風区間で脱落したため、ロット・フィックスオールは完全にステージ優勝に目標をスイッチすることになりました。

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昨年のブエルタでステージ優勝を飾っているサンデル・アルメ(ベルギー)は、開幕前に蜂に顔を刺されてしまったため、誰なのか全くわからないほど顔をパンパンに腫らした状態でジロをスタートを迎えることになりました。

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TUE(治療使用特例)を申請すればコルチゾンによる治療が可能となるものの、アルメ本人がドーピングに指定されている薬物の摂取を拒否。自然治癒力に任せてイスラエルステージを過ごし、大会3日目には概ね「誰だかわかる状態」まで戻っています。

イスラエルでの3ステージを終えた選手たちは主催者が用意したチャーター機でイタリアに移動。5月8日、シチリア島のカターニアをスタートする第4ステージを皮切りに、イタリア全土をめぐる残る18ステージの戦いが始まります。

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レポート写真 ©辻啓