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ジロ現地レポート

2018/05/22 11:25 AM

後半戦に突入したジロ・デ・イタリア。モンテゾンコランやドロミテ山岳など、北イタリアらしい本格的な山岳ステージが連続。連日天候も崩れ気味で、選手たちにとっては過酷なコンディションが続いています。

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第4ステージで優勝したティム・ウェレンス(ベルギー)をエースに立ててステージ2勝目を狙うロット・フィックスオール。フィニッシュ直前に石畳坂が組み込まれた第11ステージでは待ってましたとばかりにウェレンスがアタックを仕掛けて独走に持ち込みましたが、後方で本格的な総合争いが勃発したため吸収されてしまいます。

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第11ステージを走り終えたウェレンスは「アップダウンとコーナーが連続するテクニカルなコースで、チームは常に集団前方でレースをコントロールしてくれた。ゼネク・スティバルとアタックしてから後方の総合上位の選手たちがお見合い状態になることを期待していたけど、強力なアタックを仕掛けたサイモン・イェーツに追い抜かれてしまった。結果は伴わなかったけど、チームとしてレースを動かし、強さを見せつけることができてよかったよ」と語っています。

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ウェレンスはその後も積極的に動き続け、元F1サンマリノGPの開催地であるイモラサーキットにフィニッシュする第12ステージでも終盤にアタック。F1サーキットを独走しましたが、その後スプリンターチームによって吸収されています。

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第14ステージの朝、ウェレンスは発熱と喉の痛み、気管支炎の症状が出たためリタイアを選択しました。「グランツールを途中でリタイアするのは本当に辛い。少なくともステージ1勝を飾ることができたので、ジロは成功だったと思う。ステージ2勝目に向けてここ数日間アタックを繰り返したけど、優勝にはつながらなかった。イスラエルからシチリアに移動してから寝付きが悪く、イタリア本土に渡ってからもどこか調子が上がらなかった。今はしっかりと休んで、回復してから早くトレーニングに戻りたい」と語るウェレンスは、6月9日に開幕するツール・ド・スイスに出場する予定です。

平坦コースでエーススプリンターを担ったイェンス・デブシェール(ベルギー)は第13ステージで10位という成績。

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山岳ステージではサンデル・アルメ(ベルギー)やトッシュ・ヴァンデルサンド(ベルギー)らが逃げに乗ってステージ優勝を狙いますが、いずれも集団によって吸収される結果に。

そんな中、イタリア国内でも絶大な知名度を誇るアダム・ハンセン(オーストラリア)は20連続出場となるグランツールを楽しみながら走っている様子。現在ハンセンがメインで履いている自作のカーボンシューズは、日本のイラストレーターによるデザインが入ったスペシャルバージョンです。

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ハンセンはヨーロッパ有数の難易度として知られるモンテゾンコラン(全長10.1km/標高差1,203m/平均勾配11.9%/最大勾配22%)を余裕たっぷりの表情(いつものピースも!)で登り、安定感あるステージ47位でフィニッシュしています。

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激坂対策として多くの選手がフロントに34というチェーンリングを装着しましたが、180mmのロングクランクを愛用しているハンセンのみ選択肢がなくてフロントが39でした。

ちなみに断続的に15%の急勾配が続くモンテゾンコランでは、メカニックがスペアバイクやホイールを担いでモーターバイクの後部座席に乗って選手をサポートする異例の措置が取られました。ロット・フィックスオールのメカニックが乗ったモーターバイクはあまりの勾配にクラッチが焼けてしまい、煙を上げて残り300mのコーナーでストップ。そのまま横転し、搭乗していたメカニックがマフラーで太ももを火傷しています。

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第15ステージを終え、ジロは北イタリアのトレンティーノ=アルト・アディジェ州で3回目の休息日を迎えています。翌日は34.2kmの平坦コースで行われる個人タイムトライアル。2秒差で初日の個人タイムトライアルの優勝を逃したヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー)がヨーロッパTTチャンピオンジャージを着て40分弱の「時間との戦い」に挑みます。

©レポート&写真 辻啓

 

クローズアップアイテム

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初めてエアロロードフラグシップモデルのNOAH SL AERO+SL を実践投入

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ハンセンは山岳ステージでHJCヘルメットのアイベックスからフリオンにチャンジしてた。

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蜂刺されも完治も完治した模様のアルメはHELIUM SLXを愛用

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デブシエールのHJCヘルメットが新色?に。

ゴーゴーロット・フィックスオール!!!

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写真©辻啓