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ツール現地レポート第4弾

2018/07/31 10:48 AM

パリのシャンゼリゼ通りで繰り広げられた最終スプリントをもって第105回ツール・ド・フランスが閉幕。リタイア者が続出したロット・スーダルはメンバー3名でシャンゼリゼ通りにたどり着きました。

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3週間前にヴァンデ県をスタートした176名の選手のうち完走を果たしたのは145名。ロット・スーダルは最終的にトーマス・デヘント(ベルギー)、ジャスパー・デブイスト(ベルギー)、トーマス・マルチンスキー(ポーランド)の3名が完走しています。

エースのティシュ・ベノート(ベルギー)とアンドレ・グライペル(ドイツ)のリタイアによって大きく作戦変更を余儀なくされたロット・スーダル。

目標とするステージ優勝を掴むためにはデヘントとマルチンスキーによる逃げ切りか、トラック競技出身のデブイストによるスプリント勝負にかけるしかありません。

マルク・サージェントGMは「ティシュ・ベノートとイェンス・クークレールを最初の休息日を待たずして失ってしまったことは大きな痛手で、その数日後にアンドレ・グライペルとマルセル・シーベルグがリタイア。山岳ステージと平坦ステージにおけるエースがいなくなってしまったものの、残るメンバーは逃げによるステージ優勝を狙い続けた」と語ります。

山岳ステージで序盤から積極的に動いたデヘントとマルチンスキーはそれぞれ逃げに乗ることに成功していますが、最終的なステージ優勝には絡めず。フランスのレキップ紙によるとデヘントは今大会合計500km近くを逃げています。

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デヘントが愛用するRIDLEY「ヘリウムSLX」 とHJCヘルメット「フリオン」

また、本来グライペルのリードアウト役として出場したデブイストが集団スプリントに挑み、第18ステージ12位、第21ステージ10位という成績を残しました。

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RIDLEY エアロバイク「ノアSL」にNOAH FORK?

ピレネーの難関山岳を越える第19ステージの前半にメイン集団から脱落したのは、胃腸のトラブルによって調子を落としていたイエール・ヴァネンデル(ベルギー)。一人完走に向けて走り続けましたが、トゥールマレー峠でリタイアを決めています。

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RIDLEY 軽量バイク「ヘリウムSLX」とHJC IBEX

その結果、完走したメンバーが3名、ステージ0勝という寂しい結果になりました。

「結論から言うと、今回のツールでは成功をつかむことができなかった。大失敗に終わったと言える」とサージェントGMはベルギーメディアのインタビューに正直に答えます。

「それぞれ最善は尽くしたものの、メンバー5名がリタイアしてしまったことが何よりも痛かった。そしてグライペルのスプリントを除いて惜しいところでステージ優勝を逃したというシチュエーションも少なかった。トーマス・デヘントが第14ステージで、イエール・ヴァネンデルが第16ステージで良い逃げに乗ったものの、ステージ優勝争いには加われなかった。メンバーが減りながらも良い流れは作れていたが、結果には繋がらなかった」。

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RIDLEY TTバイク「ディーンFAST」とHJCエアロヘルメト

ロット・スーダルは今シーズンここまで20勝をマーク(18あるUCIワールドチームの中で9位)。シーズンのピークを過ぎたところですが、まだまだUCIワールドツアーは37戦のうち11戦が残っています。

シーズン後半戦に向けてサージェントGMは「春先からチームとして好調で、ツールに向けての準備も万全だっただけにステージ0勝という結果には正直驚いている。

かと言ってメンバーの選抜に失敗したという思いは全くなく、とてもバランスの取れた良いチームだったと言える。誰もがチームのために働き、そしてステージ優勝のために動いていた。

”キャプテン・オブ・サイクリング”というモットーを掲げているチームだけに、できるだけ早く体制を立て直して次のレースに向かう。今シーズンはまだまだ美しく重要なレースが多く残されている」とコメント。

ツールの最終日と同じ日にベルギーで開催されたツール・ド・ワロニー第2ステージではティム・ウェレンス(ベルギー)が優勝しています。

ツールを欠場してリフレッシュしたアダム・ハンセン(オーストラリア)は8月4日開幕のツール・ド・ポローニュニ出場予定。

ハンセンや、ツールをリタイアしたベノートは2018年最後のグランツールであるブエルタ・ア・エスパーニャに出場する予定です。

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©レポート&写真 辻啓

 

リドレー&HJCを愛用する「ロット・スーダル」ツール・ド・フランス現地レポートありがとうございました。