リドレーニュース

第1回:ジロ・デ・イタリア開幕

2016/05/06 14:28 PM

5月6日にオランダ・ヘルダーラント州で開幕する第99回ジロ・デ・イタリア。ベルギーのロット・ソウダルはアンドレ・グライペル(ドイツ)を中心に、グランツール14回連続出場のアダム・ハンセン(オーストラリア)やマキシム・モンフォール(ベルギー)ら9名で3週間のレースに挑みます。

5回にわたってお送りするレポートの1回目は、アペルドールンの市庁舎前広場で行われたチームプレゼンテーションの模様とロット・ソウダルのバルト・レイセン監督のコメントを中心にお伝えします。

開幕地アペルドールンは首都アムステルダムの東90kmに位置するヘルダーラント州の街。ジロがオランダで開幕するのは2002年と2010年に続く3回目。昨年のツール・ド・フランスに続くオランダでのグランツール開幕となります。

ロット・ソウダルの目標はステージ優勝と総合成績。チームを指揮するバルト・レイセン監督は「様々な脚質の選手が揃ったチーム。どんなステージでも戦える布陣だ」と、9名のメンバーに期待を寄せています。

■ロット・ソウダル
ラルスイティング・バク(デンマーク)36歳
アダム・ハンセン(オーストラリア)34歳
アンドレ・グライペル(ドイツ)33歳
マキシム・モンフォール(ベルギー)33歳
ユルゲン・ルーランズ(ベルギー)30歳
ピム・リヒハルト(オランダ)27歳
イェーレ・ファネンデルト(ベルギー)26歳
ショーン・デビー(ベルギー)24歳
ティム・ウェレンス(ベルギー)24歳


以下はレイセン監督による寸評。「ラルスイティング・バクは経験豊かな選手であり、2週目までアンドレ・グライペルのスプリントトレインの要を担う。それ以降は逃げでレースを展開出来る選手だ。ショーン・デビーはグランツール初出場。ティム・ウェレンスとともにチーム内で最年少であり、彼のキャリアにとって大きなステップになることは間違いない。そしてチームリーダーはもちろんアンドレ・グライペルだ。彼を中心にチームはステージ優勝を狙う。今シーズンはレース出場数が少なめだが、アンドレは平坦ステージで輝けると信じている。5回程度あるスプリントのチャンスを逃すわけにはいかない」

「アダム・ハンセンは14回連続のグランツール出場。彼もグライペルのスプリントトレインにおいて重要な役割を担うと同時に、バクと同様に逃げに乗ってステージ優勝を狙うことも可能だ。地元オランダを走ることでモチベーションの高いピム・リヒハルトもスプリントトレイン要員。リヒハルトもアタックしてステージ優勝を狙える選手だ。ユルゲン・ルーランズもスプリントの準備段階において重要な選手であり、目標であるベルギー選手権に向けてこのジロで徹底的に乗り込んでいく」

「総合争いにおいてチームリーダーを担うのはマキシム・モンフォール。重要な山岳ステージでは常に集団前方で走り、タイムトライアルでタイムを失わない走りを要求される。昨年の総合11位と同等かそれ以上の成績を期待している。終盤に起伏があるようなステージで攻撃し、ステージ優勝を狙うのがティム・ウェレンスとイェーレ・ファネンデルト。彼らにはモンフォールの山岳アシストとしての役割もある。この彩り豊かな選手の活躍が今から楽しみだ」

初日は街中を走る9.8kmの個人タイムトライアルで、2日目と3日目はスプリンターのための平坦ステージ。その後、選手たちは空路で南イタリアに移動します。通常3週間のグランツールの休息日は2回ですが、オランダから南イタリアまでの移動距離を考慮し、今回は特別に合計3回の休息日が設定されています。

イタリア半島を北上する前半ステージは比較的スプリンター向きの平坦コースが続きますが、後半ステージはジロ名物の厳しい山岳コースが連続。タフコースで行われる個人タイムトライアルや、1日の獲得標高差が5400mに達する途方もないドロミテ山塊の山岳ステージ、そして標高2700m級の峠を越えるフレンチアルプスの山岳ステージで総合リーダーの証であるマリアローザを懸けた総合争いが激化します。

開幕前日にはアペルドールンの市庁舎前広場でチームプレゼンテーションが行われ、出場する22チーム・合計198名の選手たちが登場しました。オランダ・アペルドールンからイタリア・トリノに至る24日間、21ステージ、3463.1kmの旅。まずはピンク色に染まったオランダで熱いバトルが繰り広げられることになるでしょう。

ジロ・デ・イタリア2016 Vol.1 text&photo by Kei Tsuji