リドレーニュース

第2回:ジロは南イタリアに大移動

2016/05/10 11:56 AM

大盛況のオランダでの3日間を終えてジロは南イタリアに大移動

オランダ東部のヘルダーラント州でジロ・デ・イタリアが始まった。金曜日の個人タイムトライアルを皮切りに、週末にかけて2つの平坦ステージが開催。自転車大国の一つに数えられながらもビッグレースが少ないオランダのファンは、遠くからやってきたイタリアのレースを暖かく迎えた。

アペルドールンの街中を走る初日の個人タイムトライアルで存在感を見せたのは、直前のアルデンヌ・クラシックでもアグレッシブな走りを見せていた最年少のティム・ウェレンスだ。前半スタートのウェレンスは中間計測ポイントで暫定トップタイムをマークする走りを披露。しかし後半にかけてペースを落とし、ステージ優勝者ドゥムランから28秒遅れの30位でレースを終えた。

「前半に飛ばしすぎたんだ」と、1991年生まれの24歳は打ち明ける。「脚の感触が良かったから前半から全開で行った。会場の雰囲気がとても良かったので少し舞い上がってしまったのかもしれない。おそらく前半に抑えていれば後半にタイムを伸ばせたと思う。でもだからと言って結果は大きく変わらなかったはず。それに、今回は自分の総合成績が目標ではなくマキシム・モンフォールのアシストが重要な役目であり、自分としては2週目以降にステージ優勝を狙っている。明日からはアンドレ・グライペルのために走るよ」。

ウェレンスは今回出場している合計7名(そのうち5名がロット・ソウダル)のベルギー人選手の中で最も注目を集めている存在であり、隣国ベルギーからやってきたジャーナリストやテレビ局からひっきりなしにインタビューを受けていた。

14連続グランツール出場のアダム・ハンセンは「(連続出場の)数字は気にしていない。いつも通り毎日走るだけ。今年もすべてのグランツールを走る予定だけど、その中でも美しく、雰囲気も良いジロは特別だ。目を奪われるような絶景の中を走るし、観光では絶対に訪れないような場所も訪れる。もうこの仕事の虜になっている」と、気負うことなくレースに挑んでいる。第3ステージで落車に巻き込まれてしまったが、大怪我を負うことなくオランダでの3日間を終えている。

第2ステージと第3ステージではアンドレ・グライペルがスプリントに参加。今回欠場したマルセル・シーベルグやグレゴリー・ヘンダーソンといったリードアウト要員に代わってハンセンやユルゲン・ルーランズ、ラルスイティング・バク、ショーン・デビーがトレインを組み、グライペルを引き上げる。ツアー・オブ・ターキーでの落車の影響が心配されたが、グライペルは第2ステージを15位、第3ステージを4位で終えている。

大会4日目は異例の移動日が設定され、すべての選手とチームスタッフの一部がオランダから主催者が用意したチャーター機で2時間かけて南イタリアに移動した。選手たちはメインバイクとスペアバイクの2台ずつを輪行で輸送。すでにイタリア入りしているチームバスが、目的地ラメツィアテルメ空港で選手たちを迎えた。チームカーの一部やTTバイクを積んだトラックは2200kmを陸路で移動している。

天候にも恵まれ、熱い歓迎を受けたオランダを離れたジロ・デ・イタリアが本国イタリアで動き出す。イタリア半島を北上する1週目にはスプリンター向きのステージが多く設定されており、ロット・ソウダルはグライペルを中心にステージ優勝を狙う。

 

『フォトギャラリー:ジロ・デ・イタリア 第1-3ステージ』

「力」、「強さ」、「頑張れ」などの意味を持つFORZAのピンクカードを持ち応援するファン達

JP_GIRO_02_08

出走サインに向かうNOAH SLとハンセン。

JP_GIRO_02_05

チームバス前に用意されるリドレー。

スタートエリアは大観衆で埋め尽くされる。

風車もピンク旗でジロを応援。

コース沿道でも大観衆だ。

友だち追加数