ベルギーの国技は自転車競技。ベルギー国民は自国の国技に心からの誇りを持っている。その誇りに対して偽物は決して認められない。そのハードルの高い国でリドレーは成長しつづけているのだ。リドレーのバイクは常にレースを意識した実戦仕様が信条だ。石畳の路面が多いコース、寒くて雨の多い気象条件など、ベルギーのレース環境は特に厳しいことで知られている。こうしたレースで活躍できる強さと軽さの両立、そして快適性を備えた高い基本性能はさることながら、リドレーの特筆すべき点はライダーの好みによって車種を選べることが挙げられることだ。例えばエーススプリターのアンドレ・グライペルはメインバイクとしてノア ファストを愛用したがクラシックレースではフェニックス、山岳ではヘリウム SLを使用しユルゲン・ファンデンブロックはヘリウム SLを使い続けている。こうした事実を見るとコースやライダーの脚質に合わせて開発される実戦仕様であり、それらのフィードバックを受けるノアRSやヘリウムなども含め、その全てがフラッグシップであるのだ。