アンバサダーレポート

ニセコクラシック

2017/07/19 11:22 AM

サラリーマンローディーのJPTレース参戦奮闘記

~ニセコクラシック~

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こんにちは!リドレーアンバサダーの栗栖です。世間はツール・ド・フランスで熱狂していますが、いかがお過ごしでしょうか?

先日、西日本ロードクラシック広島大会を走ってきましたが、その翌週は北海道ニセコ町で開催されたニセコクラシックに参加してきました。本大会はJPTレースではないものの、国内唯一(アジアでも本レース以外では1レースのみ)のUCI(国際自転車競技連盟)グランフォンド・ワールド・シリーズに位置づけられた国際大会であり、上位入賞者にはグランフォンド・ワールド・チャンピオンシップの出場権が与えられます。

羊蹄山を望む雄大なニセコ町の熱いレースレポートをお送りいたします。

◆『ニセコクラシック』の概要

7月9日(日)、北海道ニセコ町にて、第4回ニセコラシックが開催されました。

ニセコクラシックはUCIグランフォンド・ワールド・シリーズに指定された国内唯一の大会であり、シリーズの最終戦であるグランフォンド・ワールド・チャンピオンシップへの出場権が与えられます。

チャンピオンシップの開催地は毎年異なり、今年はフランスのアルビにて開催されます。大会は年齢別にクラス分けがなされ、各クラス上位25%に入ればチャンピオンシップの出場権を得ることができます。

私が参加した19~34歳のクラスには、162名が出場したため、その上位36名にチャンピオンシップの出場権利が与えられることとなりました。

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▲コースは140kmと70kmの公道を使ったワンウェイコース

コースは70kmと140kmの2種類があり、いずれも公道を使ったワンウェイコースです(公道レースは安全性や周辺環境への配慮等でハードルが大変厳しく、実現に至っていることは本当にすごいことです)。

標高差700mのニセコアンヌプリ・パノラマラインをはじめ、平坦路は全体のわずか5kmだけという上りと下りで構成されたコースレイアウトです。

大会参加者は年々増加傾向にあり、今年は前年比30%増の約900名が参加しました。参加する選手のレベルも年々上がっており、Jプロツアーの登録選手やJエリートツアー等の有名選手も多く参加していました。

とはいえ、“グランフォンド”であることから、いわゆる“レース”とは少し違い、お祭りムード満載の大会となっています。これは外国人定住者が多く、高級な国際リゾート地となりつつあるニセコ町の土地柄も関係しているように感じられました。

富士山を彷彿とさせる雄大な羊蹄山をバックボーンに、北海道にありながら、スイスのような異国情緒にあふれ、地域やボランティアの方々の歓迎ムードもあって、とても楽しく温かみのある大会でした!

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▲羊蹄山と異国情緒あふれる風景、北海道の直線道

 ◆レース前日は受付・ライセンスコントロールとコース試走

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▲左:ライダーズミーティングの様子、右:大学の恩師の先生、同期と記念撮影

大会の日程として、レース自体は7月9日(土)に行われますが、受付およびライダーズミーティングは8日(土)の15:00まで行われました。

この日、私たちは昼頃に飛行機で北海道入りし、レンタカーで15:00ギリギリにニセコに到着・受付を行いました。この大会は多くのボランティアの方々に支えられて運営がなされており、私の母校の恩師や学生もボランティアスタッフとして参加していました。

受付後は車で140kmのコースを試走しました。勝負所のポイントや危険な箇所を事前に把握しておくことは、勝負において優位に立てるだけでなく落車やパンクなどのリスクを低減できるため、レース前には必ず試走をするようにしています。過去にツール・ド・北海道国際大会で同様のコースを走ったことがあったため、懐かしさを感じながらの試走となりました。

この日の宿は、レース会場から車で10分程度の近さにあるニセコノーザンリゾート・アンヌプリ。ビュッフェでカーボローディングを済ませ温泉で疲れを癒し、22:00には就寝しました。

 

◆レース当日は4:00起床、5:30会場入り、6:50レーススタート

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▲『HELIUM X』&『F4R』でレースに臨む

レース当日は4:00に起床、レースの約3時間前に朝食を摂り、5:30には会場入りをしました。会場ではフレーム掃除やチェーン磨き、出走サインなどを済ませ、スタート前方に位置取るため6:00前には招集エリアに自転車を置いて準備万端としました。

この日、最高気温は30℃超えの晴天で、早朝からすでに唸るような暑さでした。出来るだけ日陰に退避し、水分を摂取しながらスタートの時間を待ち・・・、そして6:50、レース開始の号砲が鳴らされました。

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▲スタート前の様子

◆結果は総合25位、年代別15位でしたがチャンピオンシップ出場権を獲得

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▲晴天のもと、レーススタート

レースは最初の数kmにパレード走行があり、その後リアルスタートとなりました。リアルスタート後、すぐに集団の前方に上がり、常に集団前方で展開するようにしました。

集団前方にはJプロツアーやJエリートツアー等のレースでもお馴染みの強豪選手が集結しており、序盤から上りも下りも高速でレースは進んでいきました。しかし、『HELIUM X』と『F4R』の性能のおかげで軽快に上りをこなすことができ、振動吸収性のお陰で苦手な下り坂も安心して下ることができました。

しかし、途中、時速90km以上出るような下り坂で落車が発生するも回避・・・したのですが、道路の窪みにはまった際、満タンに水が入ったボトルをロストしてしまいました・・・。

その後も集団のペースは緩むことなく、今大会最大の山場であるニセコアンヌプリ・パノラマラインに突入しました。この峠の特徴は、勾配はそこまで厳しくはないものの18kmと距離が長いことにあります。

雄大な景色を望みながら辛さを紛らわせるも、ジリジリと先頭から遅れてしまい、50名ほどだった集団は、先頭集団(15名程度)→第2集団(15名程度)→第3集団(10名程度)→後続といった具合にバラバラに砕け、自分は第3集団まで遅れてしまいました。

しかし、峠の下りで第2集団に合流し、一時は先頭集団との差を2分まで縮めたのですが・・・最後まで先頭に追い付くことはありませんでした。

その後、70km地点のフィーディングゾーンでは大集団ゆえにボトル受取をすることができず、120km地点まで水が無い状態で走り続けなければなりませんでした。一度だけチームメイトに一口水を頂き、とても助かりました。

30名以上いた第2集団も最終的には5、6名まで絞られ、最後はラスト1kmの上り坂で力尽き、総合25位、年代別15位でフィニッシュしました。

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▲レースフィニッシュ

今大会の結果は決して満足のゆくものではありませんが、UCIグランフォンドチャンピオンシップのキップを手にすることが出来ました。

本レースを通じ、たくさんの応援を頂きました。また大会運営に係るすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました!

今後もレースシーズンは続くので、引き続き頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします!

(執筆:パシフィックコンサルタンツ株式会社 栗栖)