昨年のツールドフランスでダイレクトエナジーが使用し注目された、NEWファストフォワードホイールが遂に入荷してきました。
フルモデルチェンジ後、今回日本初入荷したのは、ディスクブレーキ仕様のフルカーボンクリンチャーF4DとF3D
そして、リムブレーキ仕様のフルカーボンクリンチャーF4RとF3Rです。
価格やテクノロジーは FFWDウェブサイト>>> にて
天気が良いので会社裏のサイクリングロードで撮影
一見するとデザインの変更のみ?と思われるかもしれませんが、実はカーボン素材をUDカーボンに変更する事で、剛性UPと軽量化、更にリムブレーキ仕様では耐熱性の向上にも貢献しています。
また、スポークパターンを2:1のアシンメトリーとすることで、一方にトルクが掛かった状態でも左右のテンションが均等に掛ける事が可能になりました。
更にF4RとF4Dでは、ファストフォワードの特徴とも言えるダルクテクノロジーが更に進化した形状に変更!
これまで以上に横風の影響を受けにくくなっています。
また、チューブレスレディー対応になり、新たにホイールセットには専用バルブとリムテープが付属しています。
これまで同様にリムブレーキ仕様にはクイックシャフトとカーボンブレーキシューも付属。更に2本入りのホイールバックも付属していますので、持ち運びや保管にも便利でうれしいですね。
さて、早速、ブレデシュタインタイヤを装着して、クリンチャー仕様でF4DとF3Dの乗り比べしてみました。
先ずは平地での印象を確かめます。
時速20km台後半からの巡行は、F4Dが得意とするところ。高い剛性感とエアロ効果を発揮して抜群の高速巡行性能をみせてくれます。
一旦速度が乗ってくると脚に意識して力を加えることなく安定してホイールが回転し続けてくれるイメージですね。
対してF3Dは、漕ぎ出しの軽さを実感。例えばコーナーの立ち上がりなどは身軽にスッと車体が反応してくれます。
更にダンシングでの振り易さもあり、速度の上げ下げがある状況では、自分はF3Dを選択しますね。
次にヒルクライムとダウンヒルでの印象です。
F3Dの軽量性が優位なのは当然ですが、特に急勾配では、ひと漕ぎ毎に車体を前に押し出す力が、ホイールに伝わっているのが分かりペダリングのトルクが意識できるのでヒルクライムでも一定のペースを保ちやすいと感じました。
一方でF4Dは登りが不得意かと言うとそうとも限らず、急勾配は別として、脚が回せるような速度が維持できるヒルクライムでは、高剛性を活かしてグングン進む印象です。
細かなアップダウンが続くような状況なら、慣性を活かして高速で走り切ってしまうことも可能かもしれませんね。
結論的には、高速巡行である程度の速度域でペースをアップダウンを刻むならF4
速度の上げ下げが大きなコースや、ダンシングを含めた身軽さを求めるならF3と言ったところでしょうか?
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